ラボグロウンダイヤモンドをお勧めします
ジュエリー業界で注目されているラボグロウンダイヤモンド。直訳すると「研究室で生まれたダイヤモンド」という意味です。
地中から掘り出される天然ダイヤモンドと異なり、科学技術によって合成された人工ダイヤモンドですが、天然のダイヤモンドと同じ成分、同じ光学特性、同じ結晶構造を持ち、価格は1/2~1/4程度(2022年現在)。天然ダイヤモンドのように採掘を伴わないことから、トレーサビリティが明らかで、天然ダイヤモンドで問題とされている奴隷労働や紛争への関与がありません。
ラボグロウンダイヤモンドは、エシカルなダイヤモンドとしていま世界のジュエリー市場を席巻しています。
当店も、2022年からこのラボグロウンダイヤモンドの取り扱いを開始しました。いまダイヤモンドを購入するなら、ラボグロウンダイヤモンドをおすすめしています。
ラボグロウンダイヤモンドのメリット・
デメリット
基本的にはよいことばかりラボグロウンダイヤモンド。しかし、購入にあたってご注意いただきたい点もあります。メリット、デメリットを整理してご紹介します。
メリット① エシカル
天然ダイヤモンドの採掘には、従来から多くの問題が指摘されていました。奴隷労働、自然破壊、環境汚染、得られたお金が紛争の資金源になっている、等です。ラボで生まれるラボグロウンダイヤモンドの製造においてはそのようなことが無く、ギルトフリーダイヤモンドとも呼ばれています。
メリット② 大きいサイズを低価格で購入できる
かつては天然ダイヤモンドよりも高価だったラボグロウンダイヤモンド。製造技術の向上によって、天然ダイヤモンドの1/2~1/4程度の価格で入手できるようになりました。特に、1カラットを超えるサイズは天然ダイヤモンドとの価格差が大きくなっており、米国では多くの人が天然ダイヤモンドを想定していた予算で2倍のサイズのラボグロウンダイヤモンドを購入しています。
メリット③ インクルージョンが少ない
天然のダイヤモンドはその生成過程で石の中に不純物が混ざってしまうことが多く、ダイヤモンドの品質を表す4Cの一つであるClarity(透明度)でこれを評価します。しかし、ラボグロウンダイヤモンドは人工的に不純物を取り除いた環境で製造されるため、不純物が極端に少ないという特徴があります。
メリット④ 品質が同じものを大量に作成することが
できる
人工的に条件をそろえることで同じ品質のダイヤモンドを製造することが可能です。そのため、ダイヤモンドのピアスで左右の品質をそろえて購入する、などが簡単にできます。
デメリット① 鑑定書表記が異なる
ラボグロウンダイヤモンドはダイヤモンドとして認められているため、鑑定書を発行することが出来ます。ただし、そこには「ラボグロウン」と明記されます。ダイヤモンドの品質の評価である4Cについての評価方法、記載方法に違いはありませんが、天然ではないことは明記されます。
デメリット② 再販価格は不透明
天然ダイヤモンドは将来的に販売することを想定して購入される方がいますが、ラボグロウンダイヤモンドは市場に出回ってからまだ日が浅いこともあり、再販可能かどうか、またどのくらいの価格で買い取ってもらえるかどうかがわかりません。そのため、財産としての価値の評価が難しいです。しかし、これはラボグロウンに限らず、ラボグロウンの登場によって天然のダイヤモンドでも同じように再販価格は大きく影響を受けるでしょう。
デメリット③ まだ安定供給が出来ていない
いまラボグロウンダイヤモンドの市場は急速に拡大しています。そのため、まだ市場に十分な取引量が供給されておらず、クオリティやサイズを指定した場合、すぐに調達できない場合があります。しかし、2ct以下の一般的なサイズなら、ほとんどの場合、2,3か月あれば入手できます。
ラボグロウンダイヤモンドについての
よくある
質問
- 天然ダイヤモンドとの違いは?
- 成分、結晶構造などすべて同じですが、生成過程が異なり、天然ダイヤモンドの成長プロセスを再現した施設で生産されます。
不純物が少なく、TYPE-2と呼ばれる天然ダイヤモンドでは2%未満しか存在しない希少で美しいダイヤモンドです。米国では、正式にダイヤモンドとして販売できると国が認めています。
詳しくは「ダイヤモンド革命!ラボグロウンダイヤモンドとは」をご覧ください。 - 鑑別によって天然ダイヤモンドではないことがわかりますか?
- 従来の鑑別方法ではわかりませんが、ラボグロウンダイヤモンド専門の分析を行えばわかります。
多くのラボグロウンダイヤモンドには識別番号が刻まれており、一般に流通しているものであればそれによって区別できます。 - 鑑定書はつきますか。
- 付きます。天然ダイヤモンドと同じ記載に加えて、ラボグロウンダイヤモンドであることが記載されます。
詳しくは「品質保証」のページをご覧ください。 - 小さなサイズはありますか?
- 小さなサイズはあまり流通していません。小さなサイズと大きなサイズをつくるコストにあまり差が無いため、小さなものはあまりつくられていないためです。
脇石として使われるメレダイヤモンドなどは、在庫が豊富な天然を使うのが一般的です。大体、0.3ctくらいからがラボグロウンダイヤモンドのお得な価格帯です。 - ラボグロウンダイヤモンドはなぜエシカルなのですか?
- 天然ダイヤモンドの採掘は、奴隷労働・自然破壊・環境汚染などが問題になっており、得られたお金が紛争の資金源になっているとも指摘されています。
一方、人工的に作られるラボグロウンダイヤモンドは、採掘を伴わないのでそのような問題がないことから、エシカルダイヤモンドと言われています。
ラボグロウンダイヤモンドについて
もっと詳しく知りたい方へ、ラボグロウンダイヤモンドについてのページもご用意しております。